2024年03月29日

アンティーク・ヴィンテージ・レトロの違いとは?それぞれの特徴を解説

アート飛田

アンティーク・ヴィンテージ・レトロの違いとは?それぞれの特徴を解説 アンティーク・ヴィンテージ・レトロはどれも古いものを表す言葉です。しかし、どのような違いがあるか、言葉の意味などは知らない人もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、アンティーク・ヴィンテージ・レトロの違いについてご紹介します。それぞれの特徴も説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. アンティーク・ヴィンテージ・レトロの定義

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アンティーク・ヴィンテージ・レトロの定義についてご紹介します。

1-1. アンティーク

アンティークは、製造から100年以上が経っている美術品や骨董品を指します。アメリカで定められたと言われていますが、ヨーロッパでは明確な定義がありません。アンティークという言葉は広い意味で使われております。もともとは良質なワインを指す専門用語でした。しかし、現在ではジーンズや家具など、さまざまなものに対して使われている言葉です。また現代では、100年未満の古美術品を指すこともあります。

1-2. ヴィンテージ

もともとヴィンテージは、ワインの価値を表す言葉でした。現在では年代物の洋服や家具、車などを指す言葉として使われています。また、最近のレトロブームによって、ファッションアイテムにヴィンテージという言葉がよく使われるようになりました。ヴィンテージ品は、特定の年代や時代に使用されたデザインやスタイルが多いでしょう。品質が高く、希少性もあるため高値がつきます。しかし特定の年代に正確な定義はありません。ただ古いだけのものは、ヴィンテージにならないため注意しましょう。

1-3. レトロ

レトロヴィンテージやレトロアンティーク、昭和レトロなど、レトロを含む言葉は多く存在します。また、ファッションや家具の分野でもよく使われている言葉です。レトロの語源は、レトロスペクティブです。英語で回顧を意味します。レトロとは古い時代の懐かしさを感じさせるものといえるでしょう。レトロがアンティークやヴィンテージと違う点は、実際に古いものである必要はないことです。古い時代のもののような感じがするという点が、レトロのポイントといえるでしょう。たとえば、あるブランドの最新作シリーズでも1970年代風のスタイルであれば、レトロファッションといえます。

2. アンティーク・ヴィンテージ・レトロの違い

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アンティーク・ヴィンテージ・レトロの違いについてご紹介します。

2-1. ヴィンテージとアンティークの共通点と違い

ヴィンテージとアンティークは、古い時代に作られた品に使う言葉という共通点があります。しかし、多くの場合アンティークと呼ばれるものは、製造から100年以上経っている品を指します。ただし、腕時計など一部のアイテムは、製造から100年経っていなくてもアンティークと呼ばれるため注意しましょう。また、ヴィンテージは、一般的に製造から100年未満の品を指します。しかし、範囲がいつからいつまでと明確に決まっていません。製造から10年程度の品にはヴィンテージという言葉をほとんど使いません。明確な定義はありませんが、共通している点は古くて良いというイメージです。

2-2. レトロは世界観を指している

レトロは製造年に関係なく使われる言葉です。そのため、レトロなアンティークという言葉も使用されます。古き良きデザインの品であれば、現代のものであってもレトロという言葉が使われるでしょう。反対に、実際は古い時代に作られたにもかかわらず、レトロと表現しない場合もあります。たとえば文化人形の場合、大正から昭和時代に作られた人形はレトロと表現されることが多いでしょう。 しかし、同時代に作られた純和風の市松人形は、レトロと呼ばれることがほとんどありません。ただし、純和風の市松人形の場合も、人形が来ている着物の柄などを見て、レトロと表現される場合もあります。レトロは古びた感じを表す言葉です。そのため、時代性を感じられるかどうかで判断は変わります。主観的な世界観を意味しているともいえるでしょう。

3. まとめ

今回は、アンティーク・ヴィンテージ・レトロの違いについてご紹介しました。古いものを指す場合、さまざまな言葉が使われます。アンティークとヴィンテージでは、美術的価値が高いのはアンティークです。アンティークはより古いものを指しているため、価値は高まります。世の中には似たような言葉が多きあるため、惑わされる方もいらっしゃるでしょう。言葉の意味を間違ったまま理解すると、思わぬ損失につながる可能性もあるため、注意が必要です。 兵庫県西脇市にあります「アート飛田」では近代巨匠・有名作家工芸作品や絵画、西洋美術、古美術等、美術品全般の買取を行っています。お客様にお喜びいただくことを第一に考え、ニーズに合わせた買取が可能です。まずはお電話またはメールフォームよりご連絡いただき、日時のお約束をさせていただきます。訪問が難しい場合は、郵送での対応も可能です。梱包・宅配便などのアドバイスいたしますので、お気軽にご連絡ください。