2024年04月03日

日本の古美術は世界で人気が高い!古美術の買取について解説

アート飛田

家の押し入れや納屋に正体不明の古物が残っているご家庭も多いはずです。いわゆる骨董品ですが、一見ガラクタと思われるものの中に、実は数十万円もの値段がつくような名品も残っていることがあります。多くの方は相続などの遺品整理で掛け軸などの骨董品を買い取ってもらう際、どうすればよいか迷うものです。しかし、古美術品は種類が多く贋作も多いだけに、専門家でなければ分からないものが多数でしょう。今回は、古美術品の買取について詳しくご紹介します。

1. 古美術品とは

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古美術品は古い時代に作られた、書画・陶磁器・彫刻・茶道具などで、骨董品に含まれます。骨董品のうち、とくに美術的な価値が高いものだけが古美術品と呼ばれるのです。古美術品は作られた年代・作者・保存状態・本物である証明の有無に、稀少性も加味されて市場価値が決まります。 古美術という言葉は、第二次世界大戦後、ヨーロッパはじめ西洋から美術品が日本国内へ持ち込まれるようになってから使われるようになりました。西洋の美術品の影響を受け、日本の美術品の美しさが再認識され、日本の古美術品の人気が高まりました。近年は、古美術品は骨董品のなかで一つのジャンルを確立し、国内だけでなく海外でも人気です。

2. 古美術品買取の種類

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骨董品の古美術は、贋作が多くあり、真贋で価格が大きく異なります。そのため、古美術品の買取を依頼する場合は、店舗の選択が重要です。古美術品の真贋を正しく見極める、目利きできない店に依頼すると、真の価値にふさわしい価値以下の買取価格で引き取られる可能性があります。 また、古美術品の買取方法は複数種類があり、買取を希望する古美術品の状態や数量を考えて、最善の方法を選びましょう。以下で古美術品の買取方法を詳しく解説します。

2-1. 古美術品の出張買取

出張買取は、鑑定士がお客様の自宅に出向いて、古美術品を査定し、買取を行なうサービスです。とくに、売りたい古美術品や骨董品が多くあり、店舗までの運搬に手間がかかり、持ち込むのが難しい場合に出張買取がおすすめです。また、倉庫や蔵などの骨董品や古美術品をまとめて、一括で査定して欲しいケースも出張鑑定が向いています。

2-2. 古美術品の宅配買取

宅配買取は、買取希望の古美術品を宅配便などで買取する骨董品店に送って査定してもらい、納得できる価格であればそのまま買取してもらうサービスです。日常生活が忙しく、骨董品店に持ち込む時間のない方や、自宅に鑑定士を呼ぶのが苦手な方などにおすすめです。また、査定を希望する古美術品が割れ物ではなく、量も多くない場合に向いています。

2-3. 古美術品の店頭買取

店頭買取は、骨董品店の店頭まで骨董品を持ち込み、買い取ってもらう方法です。店主が査定を行ない、買取価格に納得が行けば、その場で買い取ってもらえます。店頭買取の場合は、店舗によって、古美術品の真贋鑑定など、「査定のみ」の対応を受け付けてもらえるお店もあります。上手に賢く利用しましょう。

2-4. 現金での買取もある

一般的に、査定価格を納得し骨董店に購入してもらう際は、買取契約を書面で取り交わし、買取終了となります。また、店舗によっては、現金での買取を行なう店舗もあり、その場で現金が支払われるのです。 さらに、古美術品買取の際は、古物営業法によって本人確認が義務付けられています。そのため、本人が確認できる運転免許証や保険証・パスポートなどの提示を求められます。準備しておきましょう。

3. 代表的な古美術品

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多くの愛好家がいて、何としても求めたいと思う方が多くいる、人気の古美術品があります。とくに、茶道具や花器などは歴史的な名品があり、一個の古美術品が数百万円以上する場合もあるのです。この章ではそのような人気の古美術品ついてご紹介します。

3-1. 茶道具

茶道具は、骨董品の代表的の一つであり、コアなファンが多い古美術品でもあります。茶道は歴史があるだけに、名品が多くあるのです。茶道具は茶碗だけでなく、水指・抹茶を入れる容器の棗(なつめ)・香合・風炉釜・花入・茶杓なども古美術品に含まれます。 稀有な茶道具は、その品を求めている方にとっては価格にこだわらず、入手する傾向があります。稀少性が高い逸品になると、非常に高額になる傾向があるのです。極めてまれですが「油滴天目(ゆてきてんもく)」という茶碗は、12憶円の価格で落札された例があるほどです。

3-2. 掛け軸

古美術品の代表的といえるのが掛け軸です。掛け軸には書と画があります。古美術品としての掛け軸の価値は、作者により大きく変わってきます。また、その掛け軸の真贋がきわめて重要で、見極める目を持った鑑定士の実力が発揮されるのです。 さらに、真贋を見極めるうえで重要な役割を果たすのが「鑑定書」と「箱書き」です。とくに、鑑定書は真作であるかどうかを判断するうえで大きく影響します。また、箱には作家の署名が入っていることも多くみられますので、掛け軸は箱も大切に残しておきましょう。

3-3. 絵画

絵画は、古美術品の代表的な品目です。絵画は洋画・日本画・現代画と種類が多く、描き上げるバリエーションも豊富です。絵画はコレクターの数が多く、市場での取引量も多いため、著名な作家の作品は高額で買取されます。そのような絵画も、有名な作家の作品は偽物が多く、絵画を専門とし、真贋を見極める目がある骨董店に買い取ってもらうことをおすすめします。

4. まとめ

骨董品のなかで人気が高い古美術についてご紹介しました。長い間、自宅で眠る古いものが、価値ある古美術品に該当するケースもあり得ます。また、大切な古美術品を買い取ってもらう際は、正しく査定してもらうために、信頼できる業者を選ぶことが重要です。改めて自宅の骨董品を見直してみませんか。 「アート飛田」は、兵庫県西脇市上野にある創業から88年続く骨董店です。近代美術工芸・絵画・茶道具・古美術品全般の販売及び、買取を承っております。当店は長年のキャリアで、作家保証はもちろん、無キズ保証を徹底し、よりよい品を見抜く目も持ち合わせている店舗です。インターネットも駆使しご対応いたしております。古美術品についてどのようなことでも当店までご相談ください。