2024年04月03日

古美術商と古物商の違いは?特徴と古美術を高く売るためのポイントを解説!

アート飛田

茶器や陶器、絵画などの古美術品は、古美術商も古物商もどちらも取り扱っています。それでは、古美術商と古物商の違いは一体どこにあるのでしょうか。そこで今回は、古美術商と古物商の違いについて、それぞれの特徴をご紹介します。古美術を高く売るためのポイントも解説するので、売却する際の参考にしてみてください。

1. 古美術商と古物商の違いについて

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まずは、古美術商と古物商の違いについて、それぞれの特徴と共に見ていきましょう。

1-1. 古美術商とは

古美術商は、陶器や絵画、茶道具、家具、工芸品などの古くて価値のあるものを取り扱う仕事です。海外で古美術というのは制作から100年以上経過したものとされることが多いのですが、日本では数十年前に制作されたものも古美術に含まれます。このように、古美術に明確な定義というのは存在しません。 また、それと同じように古美術商にも明確な定義が存在するわけではありません。とくに、認定証や証明書なども必要なく、古美術品を取り扱っていれば古美術商といえるでしょう。とはいえ、お店を経営して取引を行ったり、インターネットオークションで出品したりする場合には古物商の許可が必要です。そのため、見方によっては、古物商の中でも古美術を専門に取り扱う人のことを古美術商ということも可能です。

1-2. 古物商とは

古物商とは、使用済みのものや、使用を前提として一度購入されたものを買い取って販売する商売です。古美術は美術品をメインに取り扱っているのに比べて、古物商は衣類や機械類、ゲーム、自動車、家電、玩具などさまざまなジャンルのものを扱います。 古物商として取引を行うためには、事前に都道府県公安委員会から古物商許可を取得しなければなりません。古物商の許可が必要な取引には、古物を買い取って部品を分解して販売する、古物を買い取ってレンタルとして貸し出す、古物を修理して販売するなども含まれます。自分で利用していたものを販売する場合や、無償でもらったものを販売する場合には、基本的に古物商許可は必要ありません。

1-3. 古美術商の特徴

古美術賞は、骨董品や古美術品の価値を見極める力を持っています。これらは長年の経験でのみ、磨かれていく力です。取引の相場や、偽物と本物を見極めるための知識などが必要になります。また、店頭での販売では接客はもちろん、顧客との価格交渉も重要な仕事の1つです。美術や骨董品を愛する顧客とコミュニケーションを取りながら、信頼関係を構築していきます。価値の高い古美術を保存し、次の世代につなげていくという文化的な意味を持つ仕事でもあります。

1-4. 古物商の特徴

古物商は取り扱うジャンルが幅広くその営業規模もさまざまです。最近では副業として「せどり」を中心に古物商としての活動を始める人も増えつつあります。しっかりと儲けを出すためには、安く仕入れて利益率を上げたり、市場に出回っていないレアな商品を扱ったりするのが基本です。 また、仕入れはネットや店舗買取だけでなく、古物商同士が古物を競って売買する古物市場で行うこともあります。自動車や自転車、時計、宝飾品、本など1つのジャンルに絞って取り扱う人もいれば、リサイクルショップのように広いジャンルを対象としている人もいます。

2. 古美術を高く売るためのポイント

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ここでは、古美術を高く売るためのポイントを解説します。

2-1. 専門性の高い古美術商を選ぶ

自宅に眠っている古美術品を高く売りたいという場合には、やはり古美術を専門に取り扱っているところで査定を依頼しましょう。また、美術商でも、それぞれ得意とする分野が異なります。買取に出したいものを多く扱っている古美術商を選ぶとよいでしょう。

2-2. 評判と実績をチェックする

古美術の価値というのは、その道のプロでないとなかなか判断しにくい傾向にあり、悪徳業者に騙されてしまった例も、決してゼロではありません。そのため、古美術商を選ぶ場合には必ずその評判をチェックするのがおすすめです。また、ホームページなどで販売実績を明らかにしているところも多く、それらを参考にするのもよいでしょう。 基本的に創業年数の長い古美術商は、それだけ顧客と長い付き合いを重ねているという信頼の証でもあります。このように口コミ、販売実績、創業年数などを総合的に考慮して、信頼できる古美術商を選んでください。

3. まとめ

今回は、古美術商と古物商の違いについて、それぞれの特徴とともにご紹介しました。古美術商は、茶器や絵画、工芸品などを主に取り扱うのに対し、古物商はさらに幅広いジャンルを扱うという違いがあります。古美術を買取に出す場合には、経験値の高い専門性のある古美術商に依頼するのがおすすめです。 兵庫県にあります「アート飛田」では、茶道具や西洋美術、近代・有名作家の工芸作品など、古美術全般の買取を行っております。創業88年の歴史の中で、常にお客様に喜んでいただけるよう精進して参りました。販売商品一覧は当社ホームページでもご覧いただくことが可能で。LINE査定や、Facebookのメッセンジャー査定などもご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。