骨董品鑑定アプリの活用！美術品の買取がさらに簡単になる方法について解説

近頃は品物を売却するための、スマートフォンで使う鑑定用アプリが普及しつつあります。骨董品や美術品にも対応するアプリもあり、これを使って鑑定を依頼する人も増えています。アプリのおかげで、骨董品売買がいまよりも盛んになるかもしれません。しかしアプリを使う骨董品の鑑定には、メリットばかりではなくデメリットもあります。それらをお伝えすると同時に、骨董品の鑑定アプリの使い方や注意点などについても解説します。

1. 骨董品の鑑定アプリとは

骨董品鑑定アプリとは、スマートフォンからプロに鑑定依頼ができるシステムです。仕組みは、問い合わせフォームやメールで、業者へ鑑定を頼む場合とほぼ同じです。アプリを使う場合、スマホですべての作業が完結するため、鑑定依頼がさらに簡単かつ気軽にできるようになりました。いつでも受け付けているため、整理中に骨董品や美術品が見つかったら、その場で撮影し、アプリで業者へ鑑定依頼もできます。

2. アプリを使った骨董品鑑定のやり方

アプリで骨董品鑑定をするときのポイントについて、ここではまとめます。

2-1. アプリ鑑定の一般的な手順

最近は、アプリで鑑定依頼を受ける業者が増えてきました。この使い方は非常に簡単です。専用アプリをまずスマートフォンへダウンロードします。鑑定を受けたい品があれば、アプリを開き、ガイダンスに従って撮影をし、説明をつけて送信するだけです。 ただ、業者選びは慎重にすべきでしょう。買取用の鑑定用アプリを出しているからといって、その業者が骨董品などの専門家だとは限りません。もし美術品の扱いに慣れていない業者だった場合、正確な鑑定を受けられない可能性があります。骨董品や美術品専門の買取業者のなかには、アプリではなくLINEで鑑定を受けているところが多いようです。アプリで鑑定依頼をする前に、業者の情報をよく確認しましょう。

2-2. アプリの鑑定でも情報は多めがおすすめ

全体写真を1枚送り、この品物の買取価格を知りたいとメッセージを添えるだけでも、鑑定を受けられるのがアプリ鑑定のいいところです。とはいえ、なるべく正確な金額を知りたいなら、メールでの鑑定の場合と同じで、できるだけ細かく情報を伝えるといいでしょう。アプリ鑑定は手軽さが魅力です。ただ手間を省き過ぎると、鑑定が不正確になり、時間を無駄にすることになりかねません。 さまざまな角度から撮影したり、大きさがわかるように、電池やライターなどといっしょに撮影したりした、複数の写真を送るといいでしょう。保管状態、傷の有無、共箱などの付属品があるかどうか、銘やサインがあるかどうかなどの説明も加えることをおすすめします。

3. アプリで骨董品鑑定をするメリットとデメリット

骨董品をアプリ鑑定で依頼することは、メリットと同時にデメリットもあります。それぞれについて、ここでは簡単にお伝えします。

3-1. アプリで鑑定をするメリット

アプリで骨董品の鑑定を頼む最大のメリットは、非常に手軽で、煩わしさがほとんどないことです。アプリを使えば、24時間いつでもお好きなときにスマートフォンから送信できます。ガイダンスに合わせて写真等を送るだけなので、鑑定家と会うことも話すこともありません。査定額に納得すれば、依頼者はそのまま買取りも頼めます。作業がすべて無料で、交渉の必要すらなく、自宅にいながら骨董品の査定から売却までが完結します。いままでにないこの気軽さが、アプリ鑑定が注目される大きな理由でしょう。

3-2. アプリで鑑定をするデメリット

アプリ鑑定のデメリットのひとつは、査定結果がでるまでにやや時間がかかることです。店舗持ち込みや出張による鑑定では、ほぼその場で査定結果が依頼者に告げられます。それに比べると、アプリ鑑定の場合はやや時間がかかります。結果が返ってくるまで、数日待つことになるのが一般的です。 アプリ鑑定の場合、鑑定の精度が落ちることもあります。依頼者による簡単な説明と写真しか参考にできるものがないため、プロの鑑定家でも正確な査定が難しいからです。それを信用すれば、実際の価値よりも低い値段で売却することになるかもしれません。アプリの鑑定で得られるのはあくまで仮査定と考えるべきでしょう。すぐに売却を決めず、後日改めて実物を見せながらの鑑定依頼をおすすめします。

4. まとめ